古典の継承や普及活動に尽力する一方、海外公演や新作能の演出、他ジャンルとの融合など、さまざまな表現にも挑む能楽師・辰巳満次郎。そんな彼の今日に至るまでの「THE CHANGE」とはーー。【第2回/全2回】 常々言っていますが、能楽は「引き算の美学」なんです。江戸時代以降の文化というのは、人々のためのエンターテインメントとしての要素が強いですから、分かりやすさ、面白さをどんどん足し算しています。でも、室町時代に大成した能楽のような、江戸以前の文化は、神仏のために生み出されたものが多い。 神様・仏様に余計な説明は不要ですから、どんどん要素を引き算して、結果とてもシンプルになっています。 そのぶん…
- 文化は宗派や人種の壁を乗り越える
- 【画像】写真展「フォトグラファー 渡邉肇×能楽師 辰巳満次郎『面と向かう』」
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