今年30歳を迎える俳優・寛一郎。デビューから10年目となる年でもある。当初より、独特なオーラを放ってきたが、佐藤浩市を父に、三國連太郎を祖父に持つバックグラウンドも、しばしば語られてきた。しかし今では、連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK)で銀二郎ロスを巻き起こすなど、父や祖父と切り離して評価を受けている。

寛一郎 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/Taro Yoshida (W) スタイリスト/石井大

 最新出演映画『たしかにあった幻』では、海外キャストと共演し、英語での芝居を披露。進化を続ける寛一郎さんのTHE CHANGEとは──。【第6回/全6回】

 昨年末に放送されたドラマ『ラストマン-全盲の捜査官- FAKE/TRUTH』(TBS系)と劇場版『映画ラストマン -FIRST LOVE-』(2025)ではテロリスト組織のトップ、朝ドラ『ばけばけ』(NHK)では退場時にロスが起こるほど愛された銀二郎、そして最新の公開作『たしかにあった幻』では、繊細で謎めいた青年・迅と、同時期にまったく違う役で、観客の目に触れることになった寛一郎さん。