「作品に出会っていなかったら」俳優人生の起点となった『耳をすませば』との出合い

 確かに、思春期真っただ中で、しかも進路も考えなくてはならない、やっかいな年ごろではある。

「ぼくのまわりにも、“何々になって表現したい”という人がたくさんいたのですが、ぼくは自分を表現したいという欲があまりなくて。じゃあ、“ぼくが高橋一生じゃないもので表現できる可能性があるものは?”と自分に問うてみたら、お芝居しかないな、と」

 そして彼は、本気で俳優という道を歩み出す。

「もしあのとき、『耳をすませば』という作品に出合っていなかったら、きっと、ぼくはあのまま、演じるということから離れていったと思います」

■作品情報
映画『脛擦りの森』
2026年4月10日(金) TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
監督・脚本:渡辺一貴
出演:高橋一生、蒼戸虹子、黒崎煌代
公式サイト:https://synca.jp/sunekosuri/