「自分のなかで気持ちの折り合いをつけたりするまでには、時間はかかりました」
石川さんは、これらの体験をもとに『いっしょに泳ごうよ 愛が支えたB型肝炎克服記』(集英社、1993年)を著している。
「自分のなかで気持ちの折り合いをつけたり、納得できるようになったりするまでには、やっぱり時間はかかりました。でも、うつむいてがっくりするというよりは、むしろ背中に何か筋が入って、ピーンと伸びる感じがしたんですよね。
もともとそういう前向きな性格だったかどうかはわかりません。子どものころは人見知りで、いつも母の横にくっついているような感じでしたから。ただ、母からは“普段はすごくおとなしいのに、ここぞというときには自分が前に出ていく子だったよね”と言われましたね」
土壇場(どたんば)になって芽吹く“勇気の種”が、石川さんのなかにずっと息づいていたのだろう。そう告げると「勇気の種。素敵な言葉ですね。これからも、そんな種をまいていけたらうれしいな」と柔らかな笑みを浮かべた。
石川さんは、いまも芸能活動のかたわら病気による誤解や偏見をなくそうと、講演会などの発信活動を積極的に行っている。彼女の歌が多くの人の心を励ますのは、彼女の諦めない気持ちや、明るさを見失わないその人柄を、その歌声から感じられるからだろう。
■作品情報
DVD「石川ひとみPremium Live80’」2026年4月19日発売
80年代のオリジナルを中心としたプレミアムライブ!
2024年11月29日に羽田ティアットスカイホールで行われた、80年代のオリジナルを中心としたプレミアムライブがついにDVD化!
https://yagijirushi-online-store.myshopify.com/products/ishikawahitomi-premium-live-80
アナログ盤「まちぶせ〜青春の45回転〜」2026年4月15日発売
不滅の名曲『まちぶせ』リリース45周年記念。45回転アナログレコード(12インチシングル)で蘇る!
カップリングには当時のカップリング曲『懐かしきリフレイン』に加え、『さよならの理由』、『にわか雨』、『恋のディスコ』らの人気曲、更には1981年当時の石川ひとみと2018年の石川ひとみのデュエットが聴ける『まちぶせ(81-18バージョン)』を収録。
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