「想像していた以上の輝きが溢れていました」初めてのスタジオで目の当たりにした光景

 歌が大好きで、子どもたちに歌を届けたいという一心から『おかあさんといっしょ』で“うたのおにいさん”になるという夢をかなえた横山だいすけさん。夢が現実になったとき、うれしさと同時に戸惑いも大きかったと振り返る。

「オーディションを受けて、うたのおにいさんになれると決まったあと、先輩である今井ゆうぞうさんと、はいだしょうこさんが、うたのおにいさん、うたのおねえさんを務めていた当時の番組収録を見学させていただいたんです」

横山だいすけ 撮影/有坂政晴

「僕が思い描いていた世界がそこに……。いえ、想像していた以上の輝きがスタジオには溢(あふ)れていました。あの景色はいまでも忘れられません。子どもたちはもちろん、おにいさん、おねえさん、スタッフ、そして保護者の皆さんが笑顔に満ちていたんですよ。その光景を目の当たりにし、本当に胸が高鳴りました」

 2008年3月31日、第11代うたのおにいさんとして、横山さんはテレビの向こう側の人になった。

「あこがれていた番組で、夢だった“うたのおにいさん”になれましたが、仕事として向き合ったとき、はじめはなかなかうまくいかなくて。収録に来てくれる子どもたちは3、4歳で、お母さんと一緒にいる時間は長いけど、親以外の大人の男性にはまだ慣れていないんです。だから、僕を見て緊張しちゃう子がとても多かったんですよ」