10代に救われた“言葉”「自分が納得いくまで深く考えられるようになりました」
――そういったご自身のネガティブな部分や葛藤が、少しずつ変わっていったきっかけは何かあるのでしょうか。
「10代のころに藤井道人監督にかけていただいた言葉が大きかったです。色々なことに悩みながらお芝居をしていた時期だったのですが、藤井さんは私の本心を深く理解して接してくれていて」
――藤井監督からは、具体的にどのような言葉をかけられたのでしょうか?
「“果耶ちゃんは自分自身のことを面倒くさいと思っているかもしれないけれど、その面倒くささが果耶ちゃんのいいところだよ”と言ってくれたことを覚えています。その言葉にすごく救われました。おかげで、激しく葛藤したり壁にぶち当たった時でも、“じゃあ今の自分が選ぶべきことは何だろう?”と、自分が納得いくまで深く考えられるようになりました」
――「自分が選ぶべきことは何か」と立ち止まって考えるその葛藤は、役者としてのお芝居に対するものだけでなく、清原さんご自身の人生や生き方においても直面することが多いのでしょうか。
「あるかもしれないですね。目の前の役についても深く考えますし、大人になるにつれて忘れてしまった感情のことも、自分の中で処理しきれなくて深く考え込んだりします」