ピエール瀧が大事に持ち続けている“今置かれている場所で目の前のことを、なるべく楽しくやる”というマインド

──現在のような俳優業をされているとは、想像しないでいたということでしょうか。

「それはそうですね。それは10代の頃からもそうだし、いまも変わらない。べつになにかになりたかったわけではないのですよね。“こうなりたいから、そこに向かって頑張る”みたいなものってなくて。それは若いときも、今も変わらない。
 だから、今の自分みたいになるとは想像してなかったのはもちろんのことで、想像してなかったところにたどり着く方がまあ面白いじゃないですか。例えば目標があると、その目標にたどり着いちゃうと、一個ミッションが終わっちゃう。だけれど、それがなければ……って感じはしますね」

ピエール瀧(左)・下津優太(右)撮影/有坂政晴

──音楽活動では、目標などありましたか?

「べつに売れるためにバンドをやっていたわけでもないし、友達と一緒に楽しい時間を過ごしていたらこうなったっていうようなものなので。“今置かれている場所で目の前のことを、なるべく楽しくやる”っていうことは大事なことかなと思いますけどね。
 イヤイヤやっていてもしょうがないじゃないですか。いやだったら辞めればいいし、いやじゃなかったらより楽しめばいい。心のどこか端っこに、“楽しむマインド”を持っておけば、破綻しなくて済むのじゃないかな」