デビュー後、その透明感あふれる魅力から“岡山の奇跡”と評された俳優・桜井日奈子さん。CM出演を機に芸能界でのキャリアをスタートさせ、今年は俳優としての活動がちょうど10周年を迎えた。今春放送されたドラマ『余命3ヶ月のサレ夫』(テレビ朝日系)で見せた徹底した悪女ぶりも大きな話題を呼び、デビュー当時の美少女というイメージから確かな変身を遂げている。そんな桜井さんにとっての「CHANGE」に迫る──。【第3回/全3回】
29歳を迎えた桜井さん。30代という新しいステージも見据えている彼女だが、20代のうちにやっておきたいことはあるのだろうか。
「実は、30歳を迎える手前までのお仕事は大体決まっているんです。その中には、私が心から夢見ていたお仕事もあって。まだ具体的にお話しできないのが心苦しいですが、そんな素晴らしい作品で20代の最後を締めくくれることが本当に嬉しいです。だから、今の時点で思い残すことはありません。最近は役の幅も広がってきたなと自分でも感じていて。作品の鍵を握るような重要な役を任せていただけるようになってきました。だから、30代になったらもっと面白い役に挑戦できるだろうなという自信も少しずつ芽生えていて。今から30代になるのが楽しみで仕方がないんです」
今年で俳優生活10周年、デビューから数えれば12年目を迎える。
「10年以上このお仕事を続けていると、過去の現場でご一緒した方と再会する機会が増えてくるんです。お互いが少しずつ成長した姿で再会できた時、『ああ、辞めずに頑張ってきて良かったな』と心から思います。昔とは違う価値観をお互いに共有できた時、自分が確かにここで生きているんだと実感できるんです。
実は以前の私は、人間関係に対してすごく怯えていた部分がありました。傷つくのが怖かったんです。でも今は、昔よりも楽しく仕事に向き合えていますし、人と話すことも楽しいと思えるようになってきました。周囲の方からも『以前より話しやすくなったね』と言っていただけるようになりました」