デビュー以来、映画やドラマで数々の役を演じ、そのたびに表現の幅を広げてきた有村架純。そんな彼女が、5年ぶり、3度目となる舞台『キュー』で、ひとり3役という新たな挑戦に臨む。変化を恐れず歩み続ける有村架純のTHE CHANGEとは──。【第1回/全3回】
デビュー以来、数多くのドラマ、映画に出演してきた有村架純。しかし意外なことに、舞台の経験は2014年の『ジャンヌ・ダルク』、2021年の『友達』の2本のみ。そして、彼女にとって3本目の舞台となるのは、芥川賞作家・上田岳弘の長編小説(新潮社)を舞台化する『キュー』だ。
「演出の白井晃さんは、『ジャンヌ・ダルク』でお世話になって、それまで映像作品しかやってこなかったわたしに、舞台のことをいちから教えてくださいました。そんな白井さんから、12年ぶりにお声をかけていただいて、とても嬉しかったですね。ただ、内容が非常に難解で、プロットを読んでもなかなか理解できず、舞台経験が浅いわたしにできるのだろうか……と、すぐに“やります!”とはお返事ができませんでした」