「大竹まことと『アホなことはしねえよな』って」日給4500円の銀座出前バイトと、同居生活

 大竹まことさんが当時の思い出話として「アパートの畳を質に出した」とか「質屋が1000円で引き取ってくれた」とかラジオでお話しされていたのを聞いたことがあるが……。

「それは大竹がどっかで作った話だよ(笑)。でも、当時そういう感じで、大竹と斉木(しげる)と僕と3人で、3年近く一緒に暮らしていたんですね。

 22歳から25歳になるくらいまで。当時ね、銀座のラーメン屋さんで出前持ちのアルバイトしていたんだけど、日給4,500円という高収入の仕事だったんですよね。そこで働いて、給料もらって麻雀やって、みたいな日々でしたね。

 出前を届けるのは銀座のクラブなんで、いろんな人を見ましたよ。銀座のクラブ活動っていうかね(笑)、いろんな所に行くんだから、社会勉強になりました。

 でも、当時、大竹とよく言ってたけど、“俺らは売れるようになっても、銀座のクラブで飲むようなアホなことはしねえよな”って。まったく羨しいとも思わなかったですね」

風間杜夫 撮影/河村正和

 その後、1982年公開の映画『蒲田行進曲』の大ヒットで、一気に人気俳優の仲間入りをする風間さん。小学2年のときに背中を押してくれたお母様はどのように受け止めていたのだろうか。

「お袋はとにかく『早くテレビや映画に出てほしい』と思ってた。22歳のときから大竹なんかと小劇場で、あんまりお金にならない芝居ばっかりやっててね。『早くテレビに出てほしいな』って。その後『蒲田行進曲』や、その前からちょろちょろテレビに出始めたときは、お袋は喜んでましたね」

——8歳のときに後押しされたことが、そこでようやく恩返しができたわけですね。

「そうですね、少しは親孝行、恩返しができたかなって」

 小劇場での日々から、『蒲田行進曲』で一気にスターダムへ。しかし、そこにたどりつくには、きっかけとなったある仕事があったと風間さんはいう。

 次回は、風間さんが一躍スターダムに駆け上がるきっかけとなったロマンポルノ出演、そして、つかこうへいさんとの強烈な出会いについて迫りたい。

■作品紹介
白石加代子と風間杜夫が神々の国生み奮闘記を面白おかしくお届け!
朗読劇「古事記」は2026年9月12日(土)より全国5都市8か所で上演!
<公演概要>
朗読劇「古事記」 出演:白石加代子・風間杜夫 原本:古事記 上演台本・演出:笹部博司 ステージング:中村蓉
【東京公演】日程:9月12日(土)・13日(日)開場:13:30 / 開演:14:00 会場:シアター1010  
【兵庫公演】日程:9月25日(金)開場:14:30 / 開演:15:00 会場:兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【群馬公演】日程:10月3日(土)開場:15:00 / 開演:15:30 会場:富岡市かぶら文化ホール 
【栃木公演】日程:10月4日(日)開場:15:00 / 開演:15:30 会場:あしかがフラワーパークプラザ(足利市民プラザ)文化ホール
【北海道・音更公演】日程:10月12日(月)開場:13:30 / 開演:14:00 会場:音更町文化センターふれあいホール
【北海道・札幌公演】日程:10月14日(水)開場:18:00 / 開演:18:30 会場:札幌市教育文化会館 大ホール
【北海道・深川公演】日程:10月16日(金)開場:18:00 / 開演:18:30 会場:深川市文化交流ホールみ・らい
【北海道・伊達公演】日程:10月18日(日)開場:13:30 / 開演:14:00 会場:だて歴史の杜カルチャーセンター 大ホール
HP:https://reading-kojiki.com