あんなに怒られたのは人生で初めて
――『セブンティーン』といえば、当時の女子中高生たちの憧れのファッション誌ですよね。
そうですね。ただ、私は性格的にあまり表に出たいタイプでもなかったし、初めの頃は写真を撮られるのも恥ずかしかったですね。
それでもお洋服は好きだったし、モデルの仕事も慣れてくると楽しくなって。だから、私は一生モデルをしたい、と思っていましたね、当時は。
――女優になりたいと思った転機は何だったんですか?
18歳のとき、井筒和幸監督の映画『岸和田少年愚連隊』に出演させてもらったことです。それまではお芝居なんてやったこともなかったので、井筒監督に毎回めちゃくちゃ怒られていました。あんなに怒られたのは人生で初めて(笑)。
――アハハ。でも、その映画がキッカケでお芝居に目覚められたんですね。
はい。すごく怒られて悔しかったんですけど、それ以上にお芝居をすることが楽しいと思えたんですね。井筒監督もたまに褒めてくれるんです。それがまた嬉しくて。本当にあのとき、井筒監督に出会えて良かったです。おかげで、今も私は女優を続けられているんだと思います。
――まさに人生のターニングポイントだったんですね。
そうですね。ターニングポイントは井筒監督と出会えたこと。そして、やっぱり『牡丹と薔薇』も外せないですね。当時も転機でしたけど、ネットフリックスで配信されたことで、今の若い人たちにも見てもらえるので、私にとって新たな転機になるかもしれないと期待しています。
大河内奈々子(おおこうち・ななこ)
1977年生まれ。東京都出身。15歳で『Seventeen』の専属モデルとしてデビュー。2004年に放送された東海テレビ制作の昼ドラ『牡丹と薔薇』で、小沢真珠とともに主演(ぼたん/香世 役)を務め、女優としてブレイク。以来、ドラマや映画、CMなど、数々の話題作に出演。女優業とともにフラワースタイリストとしても活動中。現在は美容分野にも活動の幅を広げ、ネイルサロン、アイサロン、男性向けアイブロウサロンなど、東京都内で5店舗を運営。さらに、美容医療・美容整形に関する情報提供やクリニック選びなどをサポートするウェブサイトを立ち上げるなど、美容に関するさまざまな事業を展開している。