2026年夏の甲子園大会で、ひときわ注目を集めた仙台育英高校(宮城)の学生コーチ兼マネージャー・星よつはさん。同校の硬式野球部が創部されて以来、90年超の歴史において初の女子部員となり、春夏通算45回の甲子園出場を誇る強豪校を支え続けてきた。彼女はいかにして野球と出会い、女子部員として駆け抜けた2年半の中で、どのような「CHANGE」を経験したのか。第1回は、元プロ野球選手の父との秘話や、裏方の道へ進むきっかけとなった小学生時代の原点に迫る。【第1回/全5回】
星よつはさんの父親は、元プロ野球選手。仙台育英高校野球部を経て、読売ジャイアンツ・埼玉西武ライオンズでキャッチャーとして活躍した星孝典さんだ。本人が野球を志したのは、父親である孝典さんの影響が大きかったのかと思いきや、そうでもなかったという。
「野球を始める一番のきっかけは、実は父ではないんです。小さい頃、父が現役のときは母に連れられて球場に試合を見に行っていたんですけど、そのときはまったく野球に興味がありませんでした(笑)。
ただ、小学生のときに友達が入っていたスポーツ少年団の野球の試合を見に行ったとき、習い事などでお世話になっていた2つ上の女の子が野球をしている姿がすごくかっこよくて。そこでやっと野球に興味を持って始めたので、父の影響というより友達の影響が大きいんです」(星よつはさん、以下同)
父親よりも身近な知り合いの影響で野球を始めた星さんは、すぐに野球にハマった。