2026年夏の甲子園大会で、ひときわ注目を集めた仙台育英高校(宮城)の学生コーチ兼マネージャー・星よつはさん。同校の硬式野球部が創部されて以来、90年超の歴史において初の女子部員となり、春夏通算45回の甲子園出場を誇る強豪校を支え続けてきた。彼女はいかにして野球と出会い、女子部員として駆け抜けた2年半の中で、どのような「CHANGE」を経験したのか。第4回は、彼女が2年半で経験した一番の「CHANGE」である因縁のライバル校との激闘や、ベンチ外で戦う選手たちの“かっこよさ”、そして仙台育英の強さの秘密をひも解く。【第4回/全5回】
仙台育英高校の野球部員として2年半を過ごした星よつはさん。一番のCHANGEを聞くと、2025年、夏の甲子園大会3回戦で沖縄尚学に敗れた試合を挙げた。
「試合に負けるたび、ダメだった現実に向き合わなければならなかったので、変化という意味ではたくさんのCHANGEがありました。最初は2025年の夏の甲子園大会の3回戦で負けて、大好きだった先輩たちが引退したとき。自分が最上級生になって選手たちとの向き合い方を改めて考えました。
そのあと、2025年秋の東北大会の準々決勝で聖光学院に負けて、春の選抜大会出場を逃したり、うまくいかないことがいろいろありましたが、最後の夏に甲子園に行けたのは、先輩たちに甲子園に連れていってもらった経験が大きかったと思います」(星よつはさん、以下同)
さらに、自分たちの代で印象深かった試合を聞くと、またも聖光学院の名前が挙がった。特に、今年6月、春の東北大会の決勝での試合だという。