『DAYBREAK』や『秋』などの代表曲も! 最後の一曲まで“熱狂”のショータイムが続く!
さて、男闘呼組のデビュー曲『DAYBREAK』は、彼らの起源ともいえる楽曲。ライブでも、当時の“若さ”を体感できる趣向が凝らされ、ファンはもちろんのこと演奏するメンバーも、その遊び心溢(あふ)れる演出を十分に楽しんでいたようだ。満面の笑顔を浮かべながら「遊びはこれくらいにして」という高橋の言葉が合図となり、成田のギターソロが会場に響き渡り、現在進行形の『DAYBREAK』で観客を熱くしていった。
9月7日に先行配信されたばかりの楽曲『秋』では、まず高橋にスポットライトが当たり、ドラマチックに始まった。抒情的(じょじょうてき)なバラードを、情感豊かに説得力を持って表現できるのも、彼らがさまざまな経験を積んだからこそであろう。
ハードなロックから繊細さが求められるバラードまで、幅広い楽曲を支えるのが青山のドラムであることは、メンバー全員が認めるところだ。ORANGE RANGEやJAM Project、BABYMETALといった国内外で活躍するアーティストの信頼も厚い、そんなスーパードラマーが所属するロックオン。
青山は、1曲目の冒頭からアンコールを含めた最後の曲が終わるまで、誰にも負けないくらいずっと全力で歌っていた。そのことからも、ロックオンにかける思いの強さが伝わってくるではないか。
そんな青山と、演者としても長く第一線で活躍してきた岡本、高橋、前田。バンドブームの先頭でシーンを突っ走り、独立後には、さまざまなアーティストの楽曲に関わった名伯楽・寺岡が出会った。
それだけでも十分にミラクルだが、それを強固に結びつけるラストピースは、やはり成田なのだろうと、ライブを観ていて痛切に感じた。
ロックオンに加えてNARITA THOMAS SIMPSONでもバンドを組むメンバーだからこその、互いへの親しみが滲(にじ)むシーンだったように思う。メンバー同士の温かな交流を目の当たりにできるのもまた、ライブの醍醐味(だいごみ)と言えるだろう。