SNSでの対処法

「私は“おまえの旦那だろ”とか絡んでくる人に対しては、“本人に言えよ”って、はっきり言っちゃうタイプなので。それを繰り返していると、そう言ってくる人も少なくなってくるんですよ。要はいじめと一緒で、言い返さないと、“こいつ、弱いやつだ”って思われてずっと言ってくるんですけど、ちゃんと言い返すと言わなくなってくるんですよ。だから、最近はそういう迷惑なのはすごく減りましたね」

 SNSでのウザ絡みに対しては、毅然とした態度で臨む。そんな強さを持つゆかさんは、5年ほど前にシェーグレン症候群であるということが分かった。シェーグレン症候群とは自己免疫による難病で、根治する療法はないものの、一生、つきあっていかなければならない疾患だ。しかし、それがわかったことで、ゆかさんは楽になったという。

「自分のリミットみたいな、ここは無理なんだみたいなことがより明確になったので、わりと楽になったんですよね」

シェーグレン症候群と分かって

「ふだんの生活で無理をしないし、無理なのは病気のせいなんだからしょうがないよねと。以前はその原因がわからないから、こんなことですぐ疲れちゃうんだとか、自分は怠惰でダメな人間なんじゃないかって考えちゃったんですけど。長くつきあっていかなきゃならない病気なんだってわかって、だったら変に自分にムチ打ってもしょうがないなと思って」

 普通なら落ち込みそうなところだが、冷静に病気と向き合えるところがすごい。

 ちなみにひろゆきさんは、病気のことがわかったとき、どんな反応だったのだろうか?

「ひろゆきくんは、筋が通っていればちゃんと受け入れてくれる人なので。わかる前は“気にしすぎなんじゃないの?”とか言っていたんですけど、病名がついている病気なんだってわかったら、若干、優しくなりましたね。体がしびれてつらいとかなると、“無理しなくてもいいんじゃない”って言ってくれたり、今日は僕がごはん作るよ、とか」

 病名がわかったことで、ひろゆきさんにも変化があった。ちなみにひろゆきさんは、どんな料理を作ってくれるのだろう?

「ステーキを焼くのがうまいんですよ。低温調理器で5、6時間、調理した後に、鉄鍋で焦げ目をつけて仕上げて。ソースもこだわって作っていますよ。けっこうおいしいです」

 長い時間の中で、2人の関係も少しずつ変化しているのだ。

西村ゆか(にしむらゆか)
1978年東京都生まれ。インターキュー株式会社(現GMOインターネット株式会社)、ヤフー株式会社勤務を経て独立。現在はフリーのWEBディレクターとして活動。2008年に西村博之(ひろゆき)と結婚式を挙げ、2014年に入籍してフランスへ移住。著書は『だんな様はひろゆき』(原作・西村ゆか/漫画・wako)。近著は『転んで起きて 毒親 夫婦 お金 仕事 夢 の答え』(徳間書店)。