『明日はきっといい日になる』や『福笑い』、『ロードムービー』など、数々のヒット曲を生み出してきたシンガーソングライターの高橋優さんが、デビュー15周年を迎えた。リアリティと温かみがあふれる楽曲で、幅広い音楽ファンを魅了する彼の運命を変えた“THE CHANGE”とは?【第3回/全5回】

高橋優 撮影/冨田望

 温かさと激しさ、優しさと鋭さを併せ持つ、シンガーソングライターの高橋優さん。これまでに数多くのヒット曲を世に送り出してきたが、デビューまでの道のりは、けっして平たんではなかった。

「デビューまでの大きな“THE CHANGE”といえば、僕が所属することになる事務所(アミューズ)の方から名刺を渡され、“うちの事務所で音楽活動しませんか”と言われたことだと思います。2007年でした。
 僕は2008年1月に上京したんですが、同じころに大阪からも上京していたバンドがいて。それがflumpoolでした。その年の2月には大きなコンベンションライブが開かれ、僕も彼らもそこで演奏したんですよ。全部で4組がライブパフォーマンスを披露して、その中から1組をデビューさせる予定だったんです。
 当時、事務所の社長が僕の現場に何度か足を運んでいたのを知っていたので、内心は“期待されているのかな?”って気持ちもあったんですよ。でも、そのコンベンションの後に選ばれたのはflumpoolでした」