今年30歳を迎える俳優・寛一郎。デビューから10年目となる年でもある。当初より、独特なオーラを放ってきたが、佐藤浩市を父に、三國連太郎を祖父に持つバックグラウンドも、しばしば語られてきた。しかし今では、連続テレビ小説『ばけばけ』(NHK)で銀二郎ロスを巻き起こすなど、父や祖父と切り離して評価を受けている。

寛一郎 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/Taro Yoshida (W) スタイリスト/石井大

 最新出演映画『たしかにあった幻』では、海外キャストと共演し、英語での芝居を披露。進化を続ける寛一郎さんのTHE CHANGEとは──。【第5回/全6回】

 2017年に映画『心が叫びたがってるんだ。』の公開で俳優デビューを果たした寛一郎さんには、映画俳優としてのイメージが強い。同年に公開された2作目『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第27回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。さらに翌年には、公開作としては3作目だが、2016年に俳優として初めての演技をしていた『菊とギロチン』において、第92回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞ほかに輝いた。