宮沢りえ主演映画『ぼくらの七日間戦争』が、福田氏のキャリアの起点に

 新人時代に飛び込んだ世界は、いまの福田さんの礎となっている。

「東北新社では、入社して1年目のときに、宮沢りえさんの最初の主演映画『ぼくらの七日間戦争』(1988)にADとして参加しました。新人なので、弁当を持っていったり、という仕事だったんですけど、いきなり映画の世界に飛び込めたのは幸運でしたね。東北新社はCM制作ではナンバーワンだったんですけど、当時、手がけていた宮沢りえさんが出演している三井のリハウスのCMが、大ヒットしたんですね。その流れもあって、彼女を主役にしようということになったんだろうと思うのですが、この映画は、CMのスタッフで制作したんです。それが商業映画に携わる最初の経験でしたね。
 そして、その後は何より、(東北新社の)創業者、植村(伴次郎)さんに出会えたというのが大きかったですね。植村さんは亡くなられましたけど、自伝も残していらっしゃらない方なので、私が書いた本『結局、熱狂できる人がうまくいく。』(PHP研究所)が、初めて彼に関して書き記されたものだろうと思っています」