「強烈な形で夢を実現できちゃった」東北新社の植村氏のもと、映画業界のさまざまなものを吸収した20代
東北新社の植村氏のもと、20代はとにかく国内外でさまざまな経験を積んだ。
「CM制作部から2年目で衛星放送事業部に配属されて、そこから植村さんには本当にかわいがっていただきました。28才で営業部長をやって、カンヌやロスで活躍させていただき、多くの経験をさせてもらいました。児玉誉士夫さん、太刀川恒夫さん、徳間康快さんなど昭和の怪人ともいえる人とご一緒させていただくなんていうのも、植村さんのもとで仕事をしていたからですよね」
「衛星放送事業部では、衛星放送のスター・チャンネルの立ち上げに向けて動き出すんですが、スター・チャンネルの株主っていうのは東北新社、パラマウント、ユニバーサル、MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー/アメリカのテレビ番組制作・配給会社)という猛烈な面々なんです。
つまり、ハリウッドのエグゼクティブが来たり、カンヌで会ったり……という日々になるわけですよね。ハリウッドの中心にいる人たちとの出会いを20代で経験させてもらって、自分の憧れのハリウッドの世界を日常で味わわせてもらって、強烈な形で夢を実現できちゃったという……、そんな駆け出しのころでした。洋画を観て映画の世界に憧れて、植村さんとの出会いがあって、映画業界の隅から隅までを教えてもらった20代ですね」