名作『ゴッドファーザー』から福田氏が感じ取ったメッセージ
「で、この『ゴッドファーザー』をいまの自分が見直すと、あれは人徳を積もうとしてる話なんだな、と読み解けたんです。つまり、信用スコアを上げよう、と。お金では動かないけど、人の信頼で動く。そして、その人の信頼を得るための装置はしっかり作るという話なんですよね。
それを観ながら、僕が意外とエンタメ業界で40年やってたのは、人を裏切るようなことをしなかったなと。エグいこととか、そういうことをしなかったんで、信用が積み重なったのかな、と。まぁ、気が小っちゃいからとかもありますけど(笑)、そこを淡々とやってきたので、信用スコアが上がったんだろうと。だから、徳を積むって大事だなって、『ゴッドファーザー』を観て改めて思いましたね(笑)」
芸能の世界、ごまかしや騙しみたいな方向に行きがちな世界にも感じるが──。
「そっちに進んでいたら、たぶん全然違うものになってしまっていたと思うんですよね。特にエンタメって、単価の高い商売じゃないですか。付加価値商売なんで、動くお金も大きい。だからこそ、信用が大事かなと思いましたね。だから、それもね、やっぱり自分じゃなくて、両親に感謝なんですよ。そういうふうに育ててくれたというか。たぶん、ほぼ無関心レベルで放置されて、何でも自由(笑)。そういう家庭の影響がポシティブに大きかったなと思いますね」