「ちゃんと話し合わないとって思いました」『トイ・ストーリー5』作中でもデジタルが台頭する様子が描かれている

──改めて、広瀬さんが演じた最新タブレットのリリーパッドについて聞かせてください。アフレコで意識したことは?

「最初、リリーパッドのデフォルト音声の『こんにちは、私はリリーパッド』という声と、彼女本来の性格に差をつけようと思っていたんです。でも、あまり差をつけてしまうと、すごく意地悪な子に見えちゃうから、と演出していただいて。おもちゃたちと対立はするんだけど、リリーパッドをそこまで悪い子には見せたくないと。そこで一回頭をリセットして、何度もトライさせていただきました」

──デジタルならではの能力も発揮していました。

「やっぱりデジタルってすごいですよね。話を聞いてないと思っていてもしっかり聞いてるし、スペイン語に翻訳したり、ラップ音楽も一瞬で作っちゃう。自分でアラームを鳴らしたり、メールも送れちゃう」

広瀬アリス 撮影/冨田望 ヘアメイク/面下伸一(FACCIA) スタイリング/沢田結衣(UM)

──「悪い子として見せたくない」との演出があったそうですが、実際に作品を拝見して、リリーパッドにも感情移入しました。

「おもちゃたちと対立する役回りではあるんですけど、リリーパッドにはリリーパッドの、ボニーのためを思っての正義がある。だから憎みきれないんです。結局、みんなボニーのことを思ってるんです。ちゃんと話し合わないとって思いました」

 広瀬さんの言う通り、彼女には彼女の正義がある。デジタルならではの声質と、ボニーへの“思い”の両方を感じさせるキャラクターだ。

●作品情報
『トイ・ストーリー5』全国劇場公開中
監督・脚本:アンドリュー・スタントン
共同監督・脚本:ケナ・ハリス
製作:リンジー・コリンズ
製作総指揮:ピート・ドクター
作曲家:ランディ・ニューマン
日本語吹き替え版:唐沢寿明(ウッディ) 所ジョージ(バズ) 日下由美(ジェシー) 、広瀬アリス(リリーパッド)、佐野勇斗(スマーティー・パンツ)、井上和(乃木坂46/スナッピー)、松井ケムリ(令和ロマン/アトラス)、 竜星涼(フォーキー) ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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