「これで仕事がなかったら辞めようって、思っていたんです」

──スタッフさんから評判を聞くということは?

「全くありませんでした。ただ、“師匠、おはようございます”って、スタッフさんが声をかけてくれるので、“おはよう”って澄まして応えて(笑)。そんなふうにスタッフさんたちとふざけたりもしながら、毎日ゲラゲラ笑って撮影していました」

──改めて、朝ドラが転機だったというのは、作品に挑む前後で、何が変わったのでしょうか。

「これで仕事がなかったら辞めようって、思っていたんです」

──ええー!

「20歳を超えて芽が出なかったら辞めるのかなと思っていました。なにか、頑張る意味が分からなくなってしまって。“何のために頑張ってるんだろう”と。それで、“人生で一回ぐらい、ここで全力を捧げてみよう”と、自分で勝手に決めたんです。体型維持だったり、お芝居もそうですけど、この朝ドラに全部かけてみようと。これでダメだったらもう仕方ないなって。きっぱり辞めて、違うことしようかなというぐらいまで考えていました」