俳優でもあり文筆家、最近ではYouTubeでの動画発信もしている酒井若菜が、今年、デビュー30周年を迎えた。この記念すべき節目に、13年ぶりの写真集『ぴこぴこ。』(講談社)を出版。20代のころから形にはまらない表現で等身大を演じ続けてきた彼女に、人生で起きたTHE CHANGEと、いま伝えたい思いを聞いた。【第2回/全3回】
「人生いちばんのTHE CHANGEって何だろうって、昨日の夜は全く別のことを思い浮かべていたんですが、今日の写真集のお渡し会で『池袋ウエストゲートパーク』だったなって思い直しました。“池袋のときからずっとファンです”って言ってくれる方がたくさんいらして。当時はまだ、グラビアアイドルの肩書で出ていたんですが、俳優と認識してもらえるようになった最初の作品ですね」
酒井さんは2000年、池袋を舞台に若者たちが躍動する様を描いたドラマ『池袋ウエストゲートパーク』(TBS系)に出演。長瀬智也主演の今作は、窪塚洋介、山下智久、妻夫木聡……と、いまや主演級の俳優陣がそろい、当時社会現象にもなった。
そのなかで、1話で殺されてしまうギャルのリカ役だったが、この役で強いインパクトを残した酒井さんは、00年代に若手女優としてブレイクする。