俳優でもあり文筆家、最近ではYouTubeでの動画発信もしている酒井若菜が、今年、デビュー30周年を迎えた。この記念すべき節目に、13年ぶりの写真集『ぴこぴこ。』(講談社)を出版。20代のころから形にはまらない表現で等身大を演じ続けてきた彼女に、人生で起きたTHE CHANGEと、いま伝えたい思いを聞いた。【第3回/全3回】
3年前から始めたYouTubeでは、日常の話題から自身の考え方までオープンに発信を続けている。昔の作品の話はもちろん、酒井さん自身の心身の調子、ふとしたときに感じる生きづらさや生き方に関することなど。等身大の気持ちを動画で発信し始めた思いも聞いた。
「もともとブログなどで、“夜眠れない人に向けて”というコンセプトで文章を書いてきました。そうしたら、読者から、“若菜ちゃんの声が好き”って言ってもらえるようになったので、“じゃあエッセイで書いていることを、自分の声で発信してみようかな”と。静かなテンションで語り口も控えめにすることで、眠れない夜に聴き流すように(動画を)見てもらえるかなと思って始めました」