最近の変化は「ダラダラしてる時間が増えたって感じで。でもね」

 確かに、どんなに好きでやりがいを感じている仕事であっても、ずっと同じ熱量で続けることは、誰しも簡単なことではない。そんなとき、ついつい自分を責めたくなってしまうけれど、無理しないで、そんな自分を受けて入れてもいい、と坂東は言う。

「人間関係も、20代の前半くらいは友だちと夜な夜なお酒を飲んで、バカみたいに騒ぐことが楽しかったし、それがストレス解消みたいになっていたけど、それじゃあ逆に疲れちゃう、みたいな大人のフェーズに入ってきたのかな、と。家でひとりで過ごす時間もいいよね、と思うようになりましたね。そうすることで、作品と向き合ったり、役について考える時間が増えているし」

──ひとりで自分と向き合い、考えることが、俳優としてプラスになっている?

「そんなにカッコいいことでもないんですけどね(笑)。ただただ、ダラダラしてる時間が増えたって感じで。でもね」

坂東龍汰 撮影/有坂政晴 スタイリスト/李靖華 ヘアメイク/後藤泰

 と、身を乗り出して、こう続ける。

「一日中、ダラダラしていたかもしれないけど、よくよく考えたら、その半分くらいは脳が勝手に仕事のことを考えているんですよ。それってきっと、人と会ったり、友だちとワーワー騒いでいたときにはできなかったことなんです、絶対。だから家でダラダラしているときって、意外と仕事がはかどっているんですよ」