「自分と向き合った方が、あとで楽しいかも」発想の転換が“楽しさ”のヒントに

──そうなんですか?

「“なんで知らない大人に怒られなきゃいけないの?”とか、疑問もあったし、これが将来の仕事なんだと、まだハッキリ決めてもいないのに、“何やってるんだろう”みたいな。夏休みもみんなと一緒にもっと遊びたいのに、地方ロケで1か月、2か月半くらい行っていて。地元の友達は遊んでるのに、“私はいま何をやってるんだろう”と思ったり」

──いまになってみると、違う感想も出てきますか?

「ネガティブな感情もないと、強くいられないし、人に優しくできない。幸せを感じたり。だからネガティブな感情も、全て悪いかと言われたら、いまはそうでもないなと思うようになりました。でもいまでも、日常を過ごしていると、“ネガティブな感情なんていらない”と思うことも、やっぱり突発的には出てきます」

広瀬アリス 撮影/冨田望

──もちろん、そうですね。

「映画などに携わると、ホテルと現場の行き来のみになるので、いやでも己と向き合うことになります。一人の時間がすごく好きなくせに、急に友達に会いたくなったり、家に帰りたくなったり。そんなモヤモヤした瞬間もあります。ただ、それでも自分と向き合った方が、あとで楽しいかもと思うようになりました」