「“ちゃんと苦しんでください”と伝えています」キャリアが長くなり、後輩たちから助言を求められる機会も増えた
──自分自身とちゃんと向き合ってもらった経験があるからこそ、次は自分が、と。
「下の子たちにやりたいなと思います」
──キャリアも年齢も重ねてきて、実際に、年下の共演者から相談を受けることもあるかと思います。そうしたときは、なんと答えていますか?
「“ちゃんと苦しんでください”と伝えています。苦しむことを、あまり悪いことだと思わないでほしいというか。当時はすごく長い期間に思えたけど、実際、私も今年32歳になるんですが、そのうちのたった数年だったと振り返ると、まあ短いかもと思えたりします。こうしていまの自分になれるんだったら、それぐらい捧げるか、って。当時は、世の中全部が敵だと思ってましたけど」
──全部が敵(苦笑)。でもうなずく若者も多そうです。
「大人なんて大嫌いだと思っていたし、“信用できる人間なんか東京にいるのか”ってくらい、すごくネガティブで、反抗的で、とにかく落ちていました」