「すごく嬉しかったですね」古着屋を巡り、沖晴のイメージに合う洋服を提案

 フワフワのくせっ毛で前髪が短く切りそろえられたヘアスタイルが彼の提案だったように、沖晴の衣装にも木戸大聖のセンスが反映されている。

「衣装合わせで用意してあった服をひと通り着た上で、沖晴像の話を監督に伝えたら、“沖晴が着ていそうな洋服の資料を見せてほしい”と、言ってくださったんです」

 木戸のイメージは、80年代から90年代あたりにアメリカのティーンエイジャーが着ていたようなファッション。ひとりで下北沢の古着屋を巡って、イメージに合う服の写真を撮らせてもらい、監督に提出したという。

「そうしたら、2回目の衣装合わせのときはイメージ通りの服が並んでいて、すごく嬉しかったですね」

木戸大聖 撮影/冨田望