2004年ホラー映画『みなに幸あれ』で、国内外の映画賞を受賞し話題となった下津優太監督。下津監督にとって劇場公開の二作目となるのが2026年6月12日(金)より全国公開される『NEW GROUP』だ。

ピエール瀧(左)下津優太(右)撮影/有坂政晴

 本作は、組体操という「集団行動」において、人間の行動心理をコミカルに描いた新体感のSFサイコエンターテインメント作品だ。今回は、物語のなかで重要な役割である校長を演じているピエール瀧と、下津監督に話を伺った。【第1回/全3回】

──本作では、“組体操”がモチーフとして出てきます。なぜ集団を扱う題材として、組体操を選ばれたのでしょうか?

下津優太(以下、下津)「社会学の本を読んだときに、“社会はさまざまな集団でできている”って書いてあって、それって面白いなって。集団といってもゾンビみたいな自由な集団もいるし、規律の取れた集団もいて、後者の方が怖いんじゃないかと思ったんですよね。規律の取れた集団を極めていくと、集団行動になる……、さらに突き詰めていくと人間ピラミッドだって考えて、その発想から映画はスタートしました」