ピエール瀧のたたずまいに感服「僕はもう、にやけながらモニターを見ていました」

──本作でも、アップで凄(すご)みを感じられるシーンがあります。

下津「瀧さんは、まさにそこにいるだけで説得力がある。本当に、瀧さんに演じていただいて良かったです」

──下津監督から演技指導はされましたか?

下津「演技指導ですか? していないです。瀧さんが瀧さんがキャラクターを作り上げてきていただいたので。僕はもう、にやけながらモニターを見ていました」

ピエール瀧(左)・下津優太(右)撮影/有坂政晴

──お二人から見た、主演の山田さん、青木さんはどのような印象でしたか?

瀧「若い人たちは、僕らを見て困っただろうなと(笑)。気味の悪い大人が、気味の悪いオーダーをしてくる、気味の悪い作品に出演するわけだからね。理路整然と、作品についてわかっていたわけではないと思う。それは僕を含めてですけれど。“この作品に出ることで、自分たちのキャリアは大丈夫か”って(笑)」

下津「二人も思っていたと思います(笑)」

瀧「まあまあ、でも本当に、みんな何もかもをわかってやっていたわけではないでしょうけども、主演以外の生徒さん役の人たちも含め、本当に学校みたいなムードができていたので。内容はダークでも、撮影はみんな楽しくやっているんだろうなって感じられたのが、よかったなと思いました」