フケを飛ばす仕草を封印!? 「大の“耳フェチ”」から生まれた松也版・金田一のクセ

 原作の金田一といえば「よれよれの羽織袴にチューリップハット」という身なりがお馴染みだが、今回は濃い緑のパンツルックにネイビーのシャツという、現代的でありながらも独特な出で立ちだ。

「金田一って外見に無頓着で、いわゆる“奇才の天才タイプ”というイメージですよね。衣裳合わせの時、清水監督からは『松也さんご自身が持つ魅力を金田一の役作りに活かしたい』『金田一といえばコレ、というステレオタイプな表現はあえてやらないでいきたい』と言われたんです。その上で衣裳を決めていく中で、『非常に独特なスタイルではあるけれど、決して無頓着な人ではないよね』となりました。金田一なりにファッションに強いこだわりがある人、という設定のもと、今回の衣裳が決まっていきました」

尾上松也 撮影/冨田望

──金田一といえば「頭を激しく掻きむしってフケを飛ばす」仕草が代名詞だが、今回はその癖も封印されたという。松也さん版の金田一ならではのアプローチはあったのだろうか。

「清水監督と話し合う中で、僕自身のリアルな癖を金田一に投影することになりました。それが『耳をいじる』という仕草です。いろいろな番組でも公言しているのですが、僕、大の“耳フェチ”なんですよ(笑)。他人の耳をいじって遊ぶのが好きで、男女関係なく耳の形や感触が気になっちゃうんです。物心つく前からの筋金入りの癖なのですが、その話を清水監督にしたところ『それ良いかもしれない!』となりまして。推理の最中などに、耳を触る仕草を取り入れることになりました」

 次回は、凄みのあるロケーションで起きた裏話や、若き日の尾上松也さんの背中を押した「人生を変える恩師の言葉」に迫る。

▪︎作品情報
映画『八つ墓村』
出演:尾上松也 奥 智哉 堀田真由 佐野岳 小野塚勇人 永瀬莉子 中村莟玉 笹野鈴々音 小籔千豊 中島亜梨沙 川瀬陽太 今野浩喜 渋川清彦 髙嶋政伸 高島礼子 滝藤賢一
原作:横溝正史「八つ墓村 金田一耕助ファイル1」(角川文庫/KADOKAWA刊)
脚本:尾ヶ井慎太郎 清水崇
監督:清水崇
配給:松竹 ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
Ⓒ2026「八つ墓村」製作委員会
ⒸYokomizo Seishi/KADOKAWA
2026年9月18日(金)全国ロードショー