“透明感”という言葉が、こんなにも似合う人がいるだろうか……。今回、双葉社THE CHANGEで原田知世さんにインタビューを行った際、まずその抜けるようなピュアネスに息を呑んだ。
 原田さんが主演した映画『時をかける少女』(1982)や『私をスキーに連れてって』(1987)は今なお、愛され続けている。俳優業と並行して続けているアーティストでも多くファンを持つ。
 オンリーワンの存在感できらめく、原田知世さんの人生が一変した“THE CHANGE”とは?【第3回/全3回】

原田知世 撮影/有坂政晴 ヘアメイク/石川ひろ子 スタイリング/青木千加子

 映画『時をかける少女』などの人気作に数多く主演し、比類なききらめきを放ってきた原田知世さん。デビュー当初から歌手としても活動し、コンスタントに上質な作品を届けている。今年11月にリリースする、人気カバー・シリーズ『恋愛小説』の第5弾では、原田さんが主演を務めた映画『私をスキーに連れてって』の主題歌で、松任谷由実さんが手がけた『サーフ天国、スキー天国』もカバーしている。

「『恋愛小説』は2015年に始まったラブソングに特化したアルバムで、毎回テーマを決めて国内外の楽曲をカバーしています。今回は冬を意識した作品で、お家のなかでゆったり聴いてもらえたらいいなと思いながら選曲しました。毎回スタッフみんなで集まって候補曲を出し合うのですが、『サーフ天国、スキー天国』は私が出演した映画のテーマ曲で、しかも冬にぴったりなのでぜひ入れようよという話になりました。
 映画『私をスキーに連れてって』は、ありがたいことに今もテレビ放送され、特別な思いを抱く方がとても多い作品の1つです。歌い手としては、聴いてくださる方が喜んでくれるのが何よりですし、今回は冬のギフトのように受け取ってもらえたらいいなと。
 歌唱しながら思ったのは、あの時代は仕事も遊びも全力で楽しもうというエネルギーに溢れていたんだなということでした。ユーミンさんの曲が、そのムードにぴったりと合っていて、聴くだけで心が踊る感じがするんですよね」