1972年のデビュー以来、漫画原作者として膨大な数の作品を手掛け、『ドーベルマン刑事』や『北斗の拳』、『サンクチュアリ』などの大ヒットをものにしてきた武論尊氏。今年4月には、半世紀以上にわたる自身の創作の秘密や哲学を明かした最新刊『悪と嘘を描く 武論尊の漫画原作私論』(小学館)を上梓した。 読者を惹きつけてやまないスケールの大きな「大風呂敷(嘘)」と、人間臭い「悪役」たち。数々の名作を彩ってきたこれらを生み出す秘訣とは。連載第5回は、名キャラクター誕生の裏側と、巨匠・武論尊さんが今もなお胸に秘める熱き野望、そして自身の振る舞いを見つめ直すきっかけをくれた恩師・ちばあきおさんからの忘れられない教えに…
- 魅力は正しい主人公より「人間臭い悪役」。『北斗の拳』ラオウやジャギに注ぎ込まれた深いキャラクター愛
- 「1話しか考えていない」真っ新な状態から大きな風呂敷を広げ、極限まで“嘘”をつき通す圧倒的な創作術
- 「おまえかっこ悪いなー」売れて有頂天だった自分を救った恩師・ちばあきおの教えと、79歳が抱く終わらない野望