「副産物に目を向けると、やってムダなことなんてない」

 その考え方は仕事に限らず、プライベートでも同じだ。

「例えば、“きれいになりたい”という目標があったとして、食べ物に気をつけたり、早起きしてウォーキングしたりしているのに効果が目に見えないことって、誰しも経験がありますよね。そこで“努力が実らなかったからムダだった”と思わず、“いつの間にか早起きの習慣が付いていた”とか“歩くことが苦にならなくなったな”とか、副産物に目を向けると、やってムダなことなんてないと思えるんです」

 そして、いま頑張っていることはきっと、10年後に振り返ったときに、

「あのときに頑張れたのだから今回も頑張れる、という自信に繋がると思うんです。そして、もうひとつの視点で言うと……これは新刊にも書いたことなんですけど……“10年後の私が、いまの私に声をかけるとしたら?”と、想像してみることがあります。いまの時間の使い方でいいのかな、もっとやれること、逆にやらないほうがいいことってあるかな……と想像することは、いいマインドセットになるのではないかなと思います」