俳優でもあり文筆家、最近ではYouTubeでの動画発信もしている酒井若菜が、今年、デビュー30周年を迎えた。この記念すべき節目に、13年ぶりの写真集『ぴこぴこ。』(講談社)を出版。20代のころから形にはまらない表現で等身大を演じ続けてきた彼女に、人生で起きたTHE CHANGEと、いま伝えたい思いを聞いた。【第1回/全3回】
インタビューに応じた酒井さんは、この日、写真集のお渡し会を終えたばかり。いまの酒井さんらしい、リラックスした語り口で、ファンと久しぶりに会えたうれしさを語り始めた。
「25年ぶりに会いにきてくれた方までいらして、こっちまで感極まりました。昔からなじみの皆さんとは、“25年ぶりだね”なんて話して、普通に生活していてもなかなか言わないセリフですよね(笑)。地方だけでなく、中には韓国から来てくれた方もいて。こんな時世で、交通費やホテル代だって決して安くはないのに、10秒や20秒の瞬間のために会いに来てくれるんです。年齢のせいもあるのか、自分で想像していた以上に胸にくるものがありました」