BS時代劇『大岡越前9』で主人公・大岡忠相(高橋克典)の妻・雪絵を演じる、美村里江さん。シリーズの参加は2016年のSeason3から。『大岡越前』の世界に参加して、10年になる。美村さんが思う時代劇の魅力、そして未来とは。さらにこれまでのキャリアを振り返り、THE CHANGEの瞬間をうかがった。「ミムラ」から「美村里江」へという、芸名のチェンジに込められた思いも語ってくださった。【第2回/全4回】
美村さんにとってのキャリアの転換点。THE CHANGEしたと思われる瞬間はいつになるのだろう。
「節目はいくつかありました。まったくの演技素人から主演でデビューさせていただいたときも、大きな山ではあったんですけど。それよりも、事務所が猛プッシュで売れっ子にしてくれようとしているときに、“辞めます”と言って一旦降りたことですかね。
そこで私、2年間休んでるんです。そのときは、“今辞めたらもう絶対戻れない”って、いろいろな人から言われました。当たり前ですよね。まさに売り出し時の20代頭で、事務所が押してくれて、主演だったりヒロインだったりいい役を持ってきてもらってる中で、たくさん説得されたのに降りたんですよ。
そのとき社長が“一旦休んでみたら”と言ってくれたので、私的には救われましたが。やっぱり、育ててくれたマネージャーからしたら、“これからなのに”っていうところじゃないですか。だから、当然申し訳なさもあったんですけど。でも、その決断をしたことは、後々良かったと思える大きなTHE CHANGEだったなと思います」