「“その通りだな、それでいい”って、思うんです」美村さんがブッダの言葉に共感したこと
“人々が求めているものは何かを知りたい”という美村さん。そのためにさまざまなものを目にしていく中で、ある一文に出合った。
「最近、10年前に読んだ本を再読したら、ブッダは“娯楽は暇つぶし、自分の内面の課題を見ないようにするための目そらしだ”って、言ってるんですよね。戒めとしての発言ですが、私は“その通りだな、それでいい”って、思うんです。
みんな日々の生活のなかで大変なことはたくさんあって、家に帰って、スマホを開くなり、テレビをつけたときにボーッっと見て、本当にちょっとでも、ガス抜きして。そういう存在になれたら、もう万々歳というか。それができるようになりたいと思うんですよね。ほんの少し何かが心に触れて、“ああ、ほっとした”っていうのだけでも、感じてもらえれば。それで時々何かのタイミングがはまって、ハッとして頂けたら、もう十分ありがたいかなと」
情報の多い時代、エンタメが持つ意味を考える。美村さんが最近聞いた話として、「江戸時代といまの情報量を比べたときに、現代の私たちが受ける1日の情報量って、江戸時代のどれぐらいの量に当たると思いますか?」と取材陣に質問を投げかけた。
「江戸時代だとなんと1年分なんだそうです。まぁ、その1年分というのはどうやって計算したのか、大げさに言ってるかもしれないですけど、情報過多なのは確かですよね。みんな本当にいっぱいいっぱいで、脳の疲労はとてつもないと思います」