「“困難だ”って思ったことが本当にないんです」それでも“悔しかった”高校生時代の経験

──いま思うと、ある意味「演じる」という感覚の楽しさを、すでにそこで感じていたのかもしれないですね。

「そうそう、そうなんですよ! 自分でもびっくりするくらい、一度決めたら、迷わなかったですね。でもトントン拍子にいったわけではなくて。すぐにモデルになりたかったけど、当時の年齢(7歳)で受けられるオーディションは少なくて、10歳で事務所に入ってからも、オーディションになかなか通らない時期が続きました。それでも折れたことはなかったです」

剛力彩芽 撮影/冨田望

 また、ようやく受けることができるようになったオーディションでも、もちろん自分自身ではどうすることもできない理由で落ちることだってある。

「悔しかった思い出は、高校生のときに受けたオーディションでした。童顔なので、中学生の役をやるには大人っぽすぎるし、高校生の役をやるには幼すぎるという、当時、どっちつかずの理由で落とされることもありました。でも、マネージャーさんから“仕事がないのが当たり前。10回に1回受かるだけでもすごいことだから、反省はする必要があるけど、落ち込む必要はない”と教わっていたこともあって、“困難だ”って思ったことが本当にないんです。やれることは全部やって楽しむ! というマインドで、その過程すらも楽しかったんですよね」

──実際、思うような結果が出なかったとき、どのように切り替えていきましたか?

「自分にはどうしようもない理由で落ちるのは、やっぱり悔しいです。でも見た目の印象はどうしようもないですから(笑)。“自分は全力を出し切れた! それで落ちるならしょうがないじゃん! 次に行こう!”って、切り替えられるしかないというか」