「生でやってんだよ!って心の中で思ってた(笑)」3枚目の大ヒットの陰に隠れた不運な名曲『秋』
前田 これはシングルの2枚目(1988年12月27日リリース)だったんですけど、実はもうちょっとリリースの間をあけたかったんですよ。でも諸事情があってその後にすぐ「TIME ZONE」(1989年2月28日リリース)を出さないといけなかったんです。
高橋 だから不運な曲なんですよ。
岡本 不運(笑)。
成田 そんなこと言わないで(笑)。
高橋 裏話をすると、「DAYBREAK」の後に、すごいしっとりした大人の曲で勝負したわけですよ。『ザ・ベストテン』とかでも1位になったりしてて、だから本当は年をまたいでロングセールスにしたかったんだけど、年明けからセイコーのコマーシャルが決まってたんだよね。だから年が明けたら一気に「TIME ZONE」に切り替わっていったんですよ。「秋」はテレビでやるときも、健ちゃんが毎回違うセリフを考えてね。
前田 毎回曲頭にね。
岡本 秋にまつわることをね。生放送が当時は多かったから。で、なんか、俺ら歌ってないんじゃないか、みたいなことを言われたりとかして、だから毎回違う詩を考えてイントロの前にやって、「生でやってんだよ!」って心のなかで思ってました(笑)。俺ね、「秋」好きなんですよ。ドラマチックですよね。
──Bメロが秀逸です。
岡本 Bメロねー、悲しいですよねー。
成田 これも、さっき言ったけどバラードヴァージョンがあるもんね。
前田 「秋-It's a ballad-」っていうのがね。
成田 どっちが先なの?
前田 これは「秋」の方が先。
高橋 楽曲として、当時すごく自信があった。
成田 タイトルが一言「秋」っていうのが渋いよね(笑)。