「この歌が、いつか民謡みたいになったらいいな」音楽を通して届けたい思い
弱い立場や困った人に寄り添う美雨さん。「人は優しくし合いながら生きていくものだと信じたい」と、このインタビューのはじめに語ってくれた。その言葉だけでなく、思いを音楽にして、私たちに分かち合おうとしてくれているのだと感じた。
この詩が公表されると世界中で反響を呼び、いまでは世界70以上の国や地域で翻訳され、広がっているという。
「多くの人が、リファアト・アルアライールさんの詩に、そして美しい心に、心動かされたのだろうと思います。私は個人的にもガザの友人と交流しているのですが、音楽家の原 摩利彦さんもそうした友達がいるんです。だから、あの詩を見たとき自然と“私は歌い手だから、美しい詩に曲をつけて歌いたい”と思ったのでしょうし、原さんにそんな話をしたら、美しいメロディをつけてくださいました」
「歌うときは、意味を考えすぎないようにしています。でも、どうしても入り込んでしまい、涙がこぼれそうになることがほとんどですね。同時に、美しい音やメロディ、アレンジに救われて、希望を強く感じることができるんです。この歌が、いつか民謡みたいになったらいいなと思っているんです。たとえ自分が歌わなくても、言葉もメロディも残っていってほしいなと思っています」