「共通意識が持てるだけで、とても安心したり気持ちが和らぐのだろうと思います」
実は私も、坂本さんの発信に勇気をもらっているひとり。とかくSNSにはネガティブなイメージも付きまとうが、結局はなにを発信したり受け取ったりするかを選ぶことが大事なのだろう。
バーチャルな“場”で交流が持てた後は、「近しい思いを抱く人たちと顔を合わせることでより安心感が増すのではないでしょうか」と美雨さんはいう。
「私のアルバム作りがそうだったように、やっぱり顔を見るとすごく力になるんです。いまは、いろいろな形のデモがあって、初めての人でも引っ込み思案でも意外と怖くありませんよ(笑)。『サイレント・デモ』なら、人見知りの人同士でもただ黙って座っているだけでも大丈夫ですし、それぞれが本を読んで過ごす『リーディング・デモ』という形もあります。どんなアクションでも、“わざわざここに来た”という共通意識が持てるだけで、とても安心したり気持ちが和らぐのだろうと思います」
他者への思いやりは、巡り巡って自分の身体や心の健康や幸福度に良い影響をもたらすとも言われている。だとすれば、美雨さんが心身ともにヘルシーで美しいのは、ある意味で当然なのかもしれない。次回、最終回は美雨さんの透明感やみずみずしさをたたえた美の秘けつや、子育てについてお話しいただくつもりだ。
■New Album『Something True』
01. Lullaby
02. If I must die
03. 美しい雨
04. 帰郷
05. 食卓
06. カレー屋の娘
07. Some Small Hope
08. Fog
09. sanbika
10. なにもいらない
11. 静夜曲
Album Produced by 坂本美雨
Mastered by Zino Mikorey at Zino Mikorey Mastering Berlin